100年家族を見守った家に、より愛着を込めて次の世代へ
ご主人の曽祖父が建てた築100年を越える家は、その時代時代の世帯主が手を加えながら大切に住み継いできました
その家を、子や孫の世代まで大切な財産として受け継いでもらうために、大規模なリフォームを決断したご主人。
思い出のある柱や梁、建具はできるだけ残し、60代ご夫婦の暮らしやすさと好きなものをプラスした家になりました。
タナカ住建でのリフォームを決めたきっかけは?
曽祖父が建てて、原爆の衝撃にも耐えた家ですが、さすがに歪みや、冬の寒さ、仕切られた和室ばかりがある間取りの使いにくさが気になっていました。構造的にも、私の代できちんと補修しておかなくては、次の世代に受け継ぐことができないと思っていたんです。
そう考えて出かけたリフォームフェアで数社に相談しましたが、最初から床下など見れるところは隅々まで見てお話をしてくださったのは、タナカ住建さんだけで、こんなに丁寧に対応してくださるなら安心だと思いました。
どんな希望を伝えられましたか?
とにかく、使える建材は残してほしいとお願いしました。
最初に構造の調査をしっかりとしてくださり、耐震補強、防蟻、防湿などを施して、残せるものは残した上で、暮らしやすい動線を考えてくれました。
残して見せることにした梁、柱、建具は柿渋色に塗装し、新しい床材や建具もテイストを合わせたことで、新旧の素材が違和感なく融合した空間になりました。
生活は変わりましたか?
奥様:以前は段差があって掃除しづらく、冬も寒かったのですが、床がフラットになり、断熱もしっかりしていただいて本当に快適になりました。
キッチンは希望していた対面タイプになり、メンテナンスしやすい最新のシステムキッチンやIHクッキングヒーターにしたことで、お手入れも楽々です。
リビングと寝室の間の空間に大型のウォークスルークローゼットを設けてもらって、部屋もすっきり片付くようになりました。
特に気に入っているところは?
ご主人:一番はトイレです。もともと増築していたトイレを洋式一つにまとめて広々させ、天井の梁を見せたことで雰囲気のいい小部屋になりました。
そこで、私の好きなステンドグラスと信楽焼の手洗いボウルをリクエストして設置してもらったところ、お客様にも自慢できる居心地のいいトイレになりました(笑)。
ダイニングのペンダントライトも、私の好きなぶどうのデザインでオーダー製作してもらい、ますます愛着が深まる住まいになりました。
安佐北区深川
E様邸
建築形態:古民家
築年数:100年
思い出のあるお住まいを大切に残していただきたいとの思いで、最初の点検からしっかりさせていただき、湿気予防に床下のコンクリートを張るところから、補強、歪みの補正など、構造対策には特に力を入れました。コーディネーターから室内の雰囲気にあった壁飾りやステンドグラスも提案して、選んでいただき、よりご夫婦らしさの演出にもつながったと感じてます。